決裁スピードが1週間→1日に大幅短縮!
老舗アパレルチェーンのDX改革


坂善商事株式会社
- 担当者名
- 執行役員 総合企画本部長 河合 啓貴 様
総合企画部 総務 係長 香西 映空 様
- 301~1000名
- 流通・卸売・小売

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関東を中心に約30店舗展開。普通サイズ~大きいサイズのカジュアルからビジネスまでのアパレル・小物を販売しています。ヨーロッパから直接買い付けたインポート商品も幅広いサイズを取り扱っています。
『#全ての人に楽しさと幸せを』をミッションに、お客様と従業員に対して、常に楽しい「ワクワク」を提供し、社会全体に「シアワセ」を提供することを目指している会社です。
課題
- 承認手続きの中に紙での手続きや手書きのサインが多かった
- 承認手続きが完了するまでに最大1週間以上かかっていた
決め手
- ジョブカンシリーズ間で機能が連携できること
- シンプルなUI・使いやすさ
効果
- 決裁までの日数が大幅に短縮できた
- 店舗責任者が店舗に集中できる環境を整えられた
アパレルショップ「サカゼン」でおなじみの坂善商事株式会社様。関東で30店舗を展開する大手アパレルチェーン店です。従来までの決裁方法は紙でのやりとりが基本で、決裁までに1週間以上かかることも多かったと言います。課題解決のカギはどこにあったのでしょうか。老舗アパレルチェーンがDX改革を進めた手法を詳しくお伺いしました。
デジタル化・社内改革を推進するために
まずは御社の事業内容や近年の取り組みについて詳しく聞かせてください。
弊社はアパレルの販売を通じて、「全ての人に楽しさと幸せを」提供することをミッションとしている会社です。
近年の取り組みとして、EC事業の刷新に力を入れています。コロナ禍でそれまでの主力であった都心店舗の売上が下がっている半面、EC事業の売り上げは右肩上がりになっています。弊社は実店舗の売上がメインだったのですが、現在では売上の1/4程度をECで賄うまでになりました。
オンラインで買った商品をリアル店舗で受け取れるようにするなど、ECとリアル店舗の連携にも取り組んでいます。
また、若い世代へ向けたリブランディングやコーポレートイメージの刷新にも力を入れています。若年層に人気のタレントさんを起用してリクルートスーツのプロモーションを展開するなど、これまでの「サカゼン」のイメージとは一味違ったブランディングを進めているところです。
さまざまなデジタル化・社内改革を進めていらっしゃるんですね。
昨年9月に河合が中途入社し総合企画部の部長となりました。同タイミングで私(香西様)も店舗店長から総務へ異動。そこで社内やバックオフィスの既存システムの見直しをはじめました。
紙やサインの手続きが多いこと、申請の承認に時間がかかりすぎていたことが課題でしたね。
決裁完了まで最大1週間以上、急ぎの場合は宅急便を使うケースも
ジョブカン導入前の申請方法について詳しく教えてください。
店舗からの申請内容は、経費精算などが主ですね。お店で使うPOPを作成するための経費や、装飾備品や清掃備品の購入費用などです。申請するのは主に店長で、最終的に社長が承認します。
以前は承認の必要がある書類は、「問屋便」を利用して店舗から本社に送ってもらったり、あるいはFAXで送ってもらったりしていました。FAXの場合は最低でも紙が2枚以上必要で、社長のサインも必要です。決裁まで最大1週間以上かかるケースもあり、スピード感に欠けることが大きな課題でした。
問屋便も毎日あるわけではないので、どうしても急ぎの場合は店舗から本社に宅急便で書類を送ることもあったんです。もちろんコストもかかりますし、店舗視点から見てもスムーズでないと感じていました。
それはかなり大変そうですね……。
メールは埋もれてしまう可能性があるのであまり利用せず、紙での申請を重視していました。
もちろん、紙に印刷してしっかり目を通すことも大事だと思うのですが、店舗責任者が店舗のことに集中できないのは大きな問題だと感じていました。
書類の保管はどうされてましたか?
申請書類は過去2年間分を紙で保管していました。分厚いファイルを保管する必要があるので、その分倉庫のスペースも使います。
さらに年度末に処分するのも業者に頼んで処分する必要があり、それも一苦労でした。
もちろん、保管や処分にもそれぞれコストがかかります
そういった課題があり、「ジョブカンワークフロー」を導入していただいたんですね。システムを検討する上でのポイントはどこでしたか?また、何社ほどご検討されたのでしょうか?
導入時は1~2社と比較しました。「ジョブカン勤怠管理」を元々利用していたので、そこが大きな決め手でしたね。あまり複数のサービスをいれると煩雑になってしまう懸念があったので、ジョブカンにまとめられるのは便利そうだなと思っていました。もちろんジョブカンの使いやすさ、わかりやすさも魅力でした。
DXの推進には事前準備が不可欠。マニュアルや動画のおかげで導入がスムーズに
ジョブカンの魅力だと感じる部分を教えていただきたいです。
UIがシンプルなところですね。本部社員だけでなく店長・店舗スタッフも使用するものですので、誰にとってもわかりやすく、使いやすいものを探していました。
マニュアルがPDFや動画でも用意されていたのもよかったですね。社内への周知にも非常に役立ちました。
社内の反応はいかがでしたか?
昨年9月から従来までの紙の管理を変更し、一気にDXを進めました。スピード感をもって進めた分、導入当初は現場の混乱はあったと思います。
でも使ってみたらすごく便利だし、申請のスピードも格段にアップしたので、今ではみんな便利に使っています。なによりも決裁に最大1週間以上かかっていたのが、最短1日に短縮できたのが最大の成果だと思います。
その時間を店舗の運営やお客様へのサービスにあてることができるのがうれしいですね。
DXを抵抗なく進められたのは何が大きかったのでしょう。
準備期間をしっかり確保したことと、マニュアルや資料を作成したことですね。事前に情報共有をする中で、目的意識も共有できたのがよかったと思います。資料を作る際はジョブカン内に元々用意されていた動画マニュアルや資料もとても役立ちました。
ジョブカン以外でも、社内でのデジタル化の取り組みがあったら教えてください。
GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメント・スライドといったツールは活用しています。資料の訂正などもすぐにできるので、オペレーション・マニュアルの落とし込みや共有が格段に便利になりました。
店舗とのコミュニケーションが電話頼みだったのも課題の一つだったので、チャットツールとして「LINE WORKS」も導入しました。共有事項をチャットしておけば、時間のある時に見てもらえます。電話と違って相手の時間を奪わないのがよいと思います。
店舗と本社のコミュニケーションにデジタルツールを活用することで、店長さんが店舗のことに集中する時間をつくる。そこが改革のポイントだったんですね。
ジョブカンシリーズを複数導入することでますます便利に
ジョブカンを使ってみた率直な感想を教えてください。
ジョブカンの使用感にはとても満足しています。今後は「ジョブカン経費精算」も導入予定ですので、連携によってますます便利になることを期待しています。
勤怠管理・ワークフロー・経費精算で同じIDを使えるので、人事異動などによる権限変更にも対応しやすいですね。
御社の今後の展望や目標などがあれば教えてください。
今後も社内のデジタル化をすすめていきたいと思います。ECの重要性は今後ますます高まっていくと考えています。オンラインストアの売上をより高めるのも目標のひとつですね。