部活の申請にワークフロー活用。ICT環境充実でいつでもどこでも申請・承認できる


サレジアン国際学園中学校高等学校
- 担当者名
- 教諭 大山珠聖先生
生徒会長K.Sさん、卓球部部長M.Dさん、デジタルコンテンツ制作部部長M.Sさん
- 1~50名
- 教育機関

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サレジアン国際学園中学校高等学校は、「21世紀に活躍できる『世界市民』の育成」を教育目標に掲げています。探究型の個人研究に注力する「本科クラス」と英語教育に特化した「インターナショナルクラス」の2コースがあり、国際基準の教育を行っています。これからの社会で求められる力を身につけるべく、「心の教育」を根幹に、「考え続ける力」「コミュニケーション力」「数学・科学リテラシー」「言語活用力」の5項目を重点的に教育しています。
課題
- 手書きの申請書は内容にばらつきが出ていた
- 書類の確認作業に時間がかかっていた
決め手
- シンプルな料金体系
- ユーザー(生徒)が入れ替わっても過去の申請が残る仕様
効果
- いつでもどこでも申請→承認が可能になった
- 生徒と教職員の書類のやり取りがスムーズになった
- 生徒が主体的に運用できている
ICT環境でワークフローを有効活用
今回お話を伺うのは、赤羽にあるサレジアン国際学園中学校高等学校(以下「サレジアン国際学園」)の生徒の皆さん。サレジアン国際学園では生徒の自主性を尊重する教育方針のもと、生徒の皆さんが主体となってジョブカンワークフローを活用していただいています。以前からは想像できないほどデジタル化・ICT環境の整備が進む教育現場で、ジョブカンの活用事例を伺いました。
※ICT……「Information and Communication Technology」の略称。情報通信技術。
まずは貴校について教えてください。
我が校は生徒の主体性を尊重する校風です。先生から降りてきた仕事をこなすのではなく、自分たちで企画を考え実行することをモットーに、生徒主体で様々な活動に取り組んでいます。
今年4月に共学化し、校名も星美学園中学校高等学校からサレジアン国際学園中学校高等学校に変更になりました。理数教育やICT教育にも力を入れています。
デジタルコンテンツ制作部というユニークな部活があると伺いました
デジタルコンテンツ制作部は元は映像制作部として映像制作に取り組んでいたのですが、現在はゲームの制作やレゴのプログラミングなども活動として行っています。デジタルに関係する作品の制作であればOKなので、活動の幅が広いのが特徴です。
他校にもプログラミング部などはあるのですが、ここまで幅広く、自由度が高いものは珍しいので、これも我が校の特色の一つかもしれません。
ICT環境の整備にも力を入れているということですが。
そうですね。校内はWi-Fiが完備されていて、生徒全員がiPadを持っています。iPadはセルラーモデルなので、いつでもどこでも使うことができます。一部の学年ではキーボード付きのケースが支給されていて、プログラミングや課題・レポートに活用しています。
授業でもiPadをつかっているんですか?
全ての授業にiPadを使用しています。授業では「Google Classroom」(Googleが提供するオンラインの授業支援ツール)を使って課題の共有をしています。GoogleスライドやGoogleドキュメントも活用して、クラウド上で様々な教材を見ることができています。
想像以上にデジタル化が進んでいるんですね!驚きました。
はじめてでも全く問題なく使える操作性
ジョブカンを部活動の申請に使っていただいていると伺いました。導入の経緯を詳しくお伺いできますか?
生徒主体の運営の一環として、部活動に関わる申請も生徒主体でやろうということになりました。それに伴ってジョブカンのワークフローシステムの導入を決めました。
なるほど。部活動の申請というと、具体的にどういうものなのでしょうか。
大会の参加申請や活動時間の申請などですね。例えば急きょ活動する曜日が変わった場合も申請が必要です。
承認のフローとしては、大まかに言うと顧問の先生→生徒指導部部活担当の先生→生徒指導部長の先生→教頭先生→校長先生という流れになります。紙で申請していたころはすべての承認を得るのに時間がかかりました。
また、紙媒体だと人によって書き方にばらつきがあって、統一性がないのも問題の一つでした。ひどいものだとそもそも字が汚くて読めなかったりして……(笑)
デジタル化して、そういった問題がなくなり、申請内容も統一されたのはとてもよかったですね。
共学化によって変わったこともあるのでしょうか?
例えば卓球部の場合、男子の大会と女子の大会は出場規定が変わることもありますし、男子だけの大会、女子だけの大会もあります。その分申請が以前よりも複雑になりました。ジョブカンワークフローなら、あらかじめフローを分けて設定しておけるので、わかりやすいと思います。
生徒の皆さんはジョブカンワークフローを実際に使ってみてどうでしたか?
普段からiPadやシステムは使い慣れているので特に戸惑いはありませんでした。iPadでいつでもどこでも申請、承認ができるのがすごくいいなと思います。
申請をするときの注意書きがわかりやすいので、書き方で迷うこともなくなりました。過去の申請を保存して、いつでも参照できるのがとても良いです。
運用するうえで工夫されていることなどはありますか?
大会の結果を報告する際は、大会の参加申請とひもづけるなど、それぞれの申請がバラバラにならないように工夫しています。ルールを決めることでわかりやすくなっています。
なるほど、ルールやフローを事前にしっかりと決めて、ワークフローを使いこなしているんですね!
先生と生徒のやり取りもスムーズに
ここで先生にもお伺いします。先生の視点から見て、ジョブカンの導入はいかがでしたか?
生徒は思った以上に飲み込みが早く、すぐに使いこなしていました。自分たちで活動を考え、手続きをすることで自主性が高まっていると思います。また、社会で当たり前になりつつある、このようなシステムを使用することで社会勉強にもつながっています。
先生と生徒さんのやり取りはどう変わりましたか?
紙での申請の場合、申請内容に気になることがあったら、生徒に直接伝えにいく必要がありました。特に校長先生や教頭先生から生徒に意見を伝えるのはなかなか大変です。ワークフローを導入してからは気軽にコメントができるようになったので、そういった意味ではコミュニケーションツールとしても活用できています。
今後ジョブカンに期待することなどあれば教えてください。
操作性は全く問題なく使えています。iPadで縦画面表示すると、ちょっと画面レイアウトが見づらいのが気になるくらいですね。あとは、便利なアプリができるともっとうれしいです。